日本歯科医療の質・安全協会

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ＭＥＮＵ

日本歯科医療の質・安全協会
事務局
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　　　　　（24時間受付）
　

設　立　趣　意

日本歯科医療の質・安全協会
　　歯科医療への信頼が大きく揺らいでいる今、歯科医療の質と安全のあり方が強く問われています。このような状況において患者さん本位の歯科医療を確立することは、患者さんと歯科医療に従事する人々の共通の願いであるばかりでなく、健康を大切にし、安心して暮らせる社会を希求するすべての人々の願いでもあります。

　　歯科医療を必要とする人々は、自分みずからの要求や期待を実現してくれる安全で確かな歯科医療を求めて、どうしたらよいか戸惑っています。　歯科医療に従事する人々は、国民の歯科医療への期待に応え、患者さん本位の良質で安心・安全な歯科医療を実現しようと努めながら、その思いが実現できないことに戸惑を募らせています。

　　近年のめざましい歯科医療技術における革新は歯科医療の可能性を飛躍的に高めました。しかしこれに伴う歯科医療手技の複雑化と危険性の増大は、歯科医療の質と安全に関わるさまざまな矛盾と課題を生み、(蓄積してき)ました。これは日本だけでなく世界の国々で現代歯科医療が直面している喫緊の課題であり、21世紀の歯科医療と歯科医療提供システムのあり方を問う根源的な課題でもあります。

　　歯科医療の質と安全をめぐる諸問題は歯科医療に従事する人々がいっそうの努力を重ねるということだけで解決できるものではありません。医学の枠組みを超えさまざまな視座と幅広い英知を集めた学際複合的な研究とその知見を実際の歯科医療に役立てる取り組みの推進を通じて、新しい歯科医療のあり方、患者さん本位の良質で安心・安全な歯科医療をシステムとして保証するしくみを創り出す必要があります。
　　しかし、昨年設立された「医療の質・安全学会」においては歯科医療関係者が発起人になっていないばかりか、ほとんど参加しておりません。
　　このたび、そのような研究を推進し交流する場として「歯科医療の質･安全協会」の設立を祈念するにいたりました。　さまざまな立場で歯科医療に関わる方々、歯科医療関連諸学の研究者の方々はもちろん、患者さん本位の良質で安心・安全な歯科医療の確立に貢献できるさまざまな分野の研究者（皆様）のご参加により、新しい歯科医療のあり方を国内外に提言できる有意義な協会となることを願っています。

　
設立発起人

伊東隆利	井上農夫男	岡野昌治	片岡竜太	川上智史
菅　久美	菊池　哲	窪木拓男	小林義典	近藤康弘
式守道夫	柴田考典	島田　正	白土雄司	高木律男
高橋晃治	田口　望	丹根一夫	栂安秀樹	寺田善博
戸塚靖則	仲川弘誓	野首孝祠	永田賢司	根津　浩
濱本宜興	松本　敏	安川和夫

（2007年4月22日）